今回のcosta 2013Spring&Summerでは
イラストレーターの榎本マリコさんに描いていただいたイラストを
刺繍の図案にしています。
このイラスト
原画は鉛筆と水彩のとっても軽やかな絵です。
これを刺繍にするなら、
太い糸を使ったり、ステッチワークを数種類ミックスさせたりときっと色んな方法があると思うのですが
私は、このイラストをいただいた時、刺繍の王道ではあるけれど
サテンステッチ&多色使いのベトナム刺繍で試してみたいと思い
costaでは”実は初めて!”サテンステッチ刺繍で刺してもらいました。
届いた刺繍はこのような刺繍。
もしかしたら、よく見る刺繍だなー。と感じられる方もいらっしゃるかと思います。
確かにそうかもしれません。
ですが、私がこの刺繍を試してみて初めて感じた嬉しいことがあったのです。
それはベトナムの刺し子さんのなんとゆう誇らしげな仕事っぷり!
やはり一番の得意分野なのでしょうね。
テストサンプルを見せてくれた時の誇らしげな顔。
色指示が細かいので間違えないように慎重にしなきゃと細かいメモが書かれた図案用紙。
そしてドレスには、私が刺繍できないであろうと思い、指示せずにいた接ぎの部分に追加された刺繍も。
(彼らが自分で考えて、デザインして刺してくれていました。)
いつもこれならいいのにー。。。
上がってきた商品を見て、微笑ましくなって
すぐに”あの仕事、最高だったよ!!”とメールをしてしまいました。
日本と違うな~、とつくづく思うのが、
デザインはデザイナーだけがするものではない点です。
パタンナーもデザイン画よりもこっちの方がよいのでは?と思ったら、思い切りデザインを変えて見せてきます。
縫い子さんもよい方法があると縫い方をアレンジしたりします。そして、刺繍の刺し子さんもそう。
それが吉とでる時は多くはないので難しいところですが、
上手くいった時は、自分の想像を超えた新しいものができあがるので
喜びは2倍にも3倍にもなります。
今回はそんな過程を経た、ベトナムの”王道ベトナム刺繍のドレス”を
2枚だけ。作って潜ませております。
明後日のワークショップ、参加者募集中です!!
よい機会です。
是非ご参加くださいませ。
詳しくはこちらから
↓
costa